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「ピロリ菌と十二指腸潰瘍」(H14年1月発行 Vol.1より) 
2006.10.06.Fri / 08:24 
副院長 新城 和盛先生

 ピロリ菌というのは、ヘリコバクターピロリという菌の一般的な呼び方で、胃の粘膜に生息しているらせんの形をした細菌のことです。
ヘリコバクターの「ヘリコ」は、らせん形という意味で名前の由来もそこからきています。
 胃の中には強い胃酸があるため、昔から細菌はいないと考えられていました。
1983年にオーストラリアのワレンとマーシャルという医師が最初に胃の中からピロリ菌を発見し、その後様々な研究からピロリ菌が、胃・十二指腸潰瘍と深い係わりがあることが明らかになってきました。
ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を持っているので胃の中でも生息することができます。
ピロリ菌はどこから感染するかはまだはっきりとはわかっていませんが、口を介した感染であろうと考えられています。
またピロリ菌の感染率は衛生環境と関係していると考えられており、上下水道が十分普及していなかった世代の人で高い感染率となっています。
ピロリ菌感染を予防する方法は、よくわかっていませんが衛生環境の整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はないでしょう。
ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こします。
でも殆どの人は自覚症状を感じません。
ただ、胃・十二指腸潰瘍の人は、ピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の発生、さらに再発や治りにくさに、ピロリ菌が関係していることがわかります。

そこで潰瘍の人に対してピロリ菌を退治する「除菌療法」を行うことがあります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人が、ピロリ菌に感染している場合、この除菌療法を行うことによって、完全というわけではありませんが、大部分の潰瘍の再発が抑制されることがわかってきました。ただし決して再発しないというわけではありません。
これは潰瘍の原因はピロリ菌以外にも、お酒やタバコ、鎮痛剤など一部のお薬あるいは過度のストレスなどがあるからです。
ピロリ菌の除菌療法とは2種類の「抗生物質」と「胃酸の分泌を押さえる薬」の合計3剤を同時に一日2回、7日間服用する治療法です。全ての治療が終了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌が除去できたかどうかもう一度検査する必要があります。
正しくお薬を服用すればピロリ菌の除菌は90%の確率で成功します。確実にピロリ菌を除菌するためには、指示されたお薬は必ず服用するようにして下さい。

除菌療法の副作用には、便がゆるくなったり、下痢をおこしたりすることがあります。
また食べ物の味をおかしいと感じたり、にがみや金属の様な味を感じたりすることがあります。副作用が出た場合も、自分の判断でお薬の量や回数を減らしたりしないで、残りの量を最後まで服用するか、あるいは症状がひどい場合には主治医に相談することが大切です。
除菌療法の後に胃炎や胸焼けといった食道炎の症状が出ることがありますが、一時的な事が多く治療も必要ないことが多いようです。
ピロリ菌の検査には内視鏡を使う方法と使わない方法があります。
最近では「尿素呼気試験」という吐き出された息「呼気」を調べてピロリ菌がいるかどうかわかるようになったのでこの方法がよく行われるようになりました。
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