FC2ブログ
ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
2007年02月の記事一覧
≪01month
This 2007.02 Month All
03month≫
スポンサーサイト 
--.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「高脂血症について」(平成15年7月発行 Vol.7より) 
2007.02.15.Thu / 15:07 
内科医師 小林良裕先生

 血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値よりも高い状態を「高脂血症」と呼びます。
健康診断や人間ドックでは必須の項目ですから皆さんにもなじみのある言葉かと思います。
最近魚や野菜を中心とする伝統的な日本の和食が見なおされていますが、おそらく戦前までは遺伝的な高コレステロール血症(家族性高コレステロール血症)以外ではあまり問題とならなかった病態だろうと思います。
食生活が欧米化し豚肉・牛肉等の動物性タンパクや動物性脂肪、間食やアルコールの摂取量が増え、さらに運動にもあまり時間を費やせない人たちが増えている中で日本でも問題となっています。
高血圧や肥満、糖尿病などの生活習慣病との関連もあり、定期的にチェックをしたいものです。

 高脂血症、特にコレステロールが高い「高コレステロール血症」は動脈硬化を進展させ、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患の危険性を高めることが多くの大規模な調査によって既に明らかになっています。
動脈硬化は老廃物の蓄積によって動脈内の血流が悪くなったり、途絶えたりすることで心臓の冠動脈以外の全身の動脈にも影響しますので注意が必要です。
コレステロールには善玉(HDL)と悪玉(LDL)があることは良く知られています。
悪玉コレステロールが一定以上高い場合、またこれ以外に男性では45歳以上、女性では55歳以上、さらに高血圧、糖尿病、喫煙、虚血性心疾患の家族歴、低HDL血症は虚血性心疾患の主要な危険因子であり医師への相談が必要です。
 また基本的に善玉コレステロールが高い方は総コレステロール値が高くても治療の必要はないことが多いのですが、一部の酵素欠損による高HDL血症は経過観察や治療の必要なこともあり、医師の診察が必要となります。
 中性脂肪が高い「高トリグリセリド血症」と動脈硬化との関係は「高コレステロール血症」ほどは明らかになっていません。しかしこの病態と善玉コレステロール低下が合併すると糖尿病を引き起こすインスリン抵抗性を増加させ、虚血性心疾患の重要な危険因子となりますのでこれも注意が必要です。

 さて治療の問題ですが、基本は食事と運動療法となります。
しかしどうしてもそれだけでは効果が上がらない場合や、遺伝的・体質的な場合は内服薬の服用が必要となります。さいわい日本人は今のところ欧米人に比較して狭心症や心筋梗塞の発症は少ないと言われています。
しかし、糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などを合併している方やご家族にこうした疾患や心疾患のある方は厳格なコントロールが必要ですし、今後は先ほど述べたように生活の欧米化に伴う危険因子の増加が予測され、これまで以上の健康管理が大切になってきます。
皆さんも定期的な健康診断や採血を忘れずにして頂きたいと思います。どうぞお気軽に外来にいらしてください。
スポンサーサイト
| BLOG TOP |
CopyRight 2006 ふれあいピックアップ All rights reserved.
Photo material by <ivory> / Designed by Il mio diario
Powered by FC2BLOG / 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。