第3回 「生活の中のリハビリ」
理学療法士 山形 及文
今、リハビリに対する考え方が徐々に変わってきています。
広い視野に立って患者様の意志や希望や性格を尊重し、仮に合理的でなくともその方らしく生活できることを第一に考えるということ。
それと、福祉機器や住宅改修の向上・発展に伴い、それらを上手く利用することで身体の不自由さをカバーし、障害のある方の潜在能力を引き出すことがより可能となってきたということです。
私たちが買い物に行こうとしたとき、車が故障して歩いていかなければならない場合は、どうするでしょう?疲れるから買い物に行くことをやめてしまう方もいるでしょう。
このように、「楽に楽しくできる生活」は拡がり、「疲れるつまらない生活」は縮んでいきます。障害のある方の生活も同様です。
“生活の中のリハビリ”とは、生活でよくする動作を訓練するという意味ではありません。寝
たきりの方のベッド・布団での姿勢を時々かえてあげる、体が硬くならないように少し手足を動かす、患者様と一緒に簡単な筋力トレーニングをする、また患者様が安全に歩けるようにお部屋の様子に少し気を配る、といった専門職でなくても家族の方が充分に行える事を意味します。
在宅において、専門職によるリハビリや身体介護は1日24時間の中のほんのわずかな時間にすぎません。
何よりもご家族の協力が重要となってくるのです。
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2008.05.02.Fri / 13:27
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